永遠のナナハンライダー
Posted by Even侍 at 18:25 2013年07月10日
固いネタが続いたので、ちょっと柔らかめで(笑)。世代が違うとサッパリ分らないかもしれませんが、ご容赦を。
随分昔、小学校2~3年生くらいだったと思うのですが、少年チャンピオンが大好きでした。当時のチャンピオンは、ほぼ同時期に、ドカベン、ブラックジャック、ガキデカ、マカロニほうれん草、エコエコアザラクなど、漫画史に残る傑作が連載されており、小二では言葉の意味がわからない箇所もありながらも、夢中になって読んだのを覚えています。
で、タイトルの「ナナハンライダー」ですが、これも当時連載していました(正確には「750ライダー」作者:石井いさみ)。ただ、小学校低学年の私には、意味がさっぱり分らず、話としては面白さも感じなかったです。ただ、その漫画の中に登場する「ナナハン」なるオートバイはかっこいい!と思ってました。ついでにいうと、中学校とか高校に行ったら、髪の長い、きれいな「委員長」が必ずいるものと思ってました。ww
高校時代、毎年、海水浴に友達と電車で行くのが楽しみでした。「野郎」ONLYで(笑)。海の最寄駅からビーチまで歩いて行く途中、光輝くバイクに乗ったライダー達が、車体を傾けながら颯爽と走り去っていきました。その瞬間、「うぉー!カッコええー!」と、すごく感動したのを覚えています。脳裏に浮かんだのは、小学生のとき読んだ「ナナハンライダー」。私は「いつか、あんな風にバイクに乗って、海岸線を走りてー!どんなに気持ちいいだろう。」と憧れを持ちました。
数年後、二十歳を過ぎた頃に、念願かなってバイクに乗れるようになりました。スズキの250ccでしたが、それは嬉しくて嬉しくて、峠や高原など、いろんなところに走りに行ったものです。そして、念願だった海岸線を走るため、真夏にツーリングに行きました。
最初は、「おー!カッコいい!景色もきれいだ。」となんちゃってハングオンを繰り返しながら、高校生のころ描いたあの「爽やかナナハンライダー」のイメージで楽しんでいました。しかし、真夏の太陽はフルフェイスのヘルメットと長袖の体にはすさまじく暑く、いや熱く、だんだん走る楽しさより、暑さの方が気になりだしました。足元からは、水冷エンジンの放熱が上ってくるし、ちょっと前に遅い車がいるととたんにノロノロ運転になるし、低速トルクの弱いフォーストロークかつ前傾のレーサーレプリカ(懐かしい響き!)にとっては、それはそれは辛い状況になってきました。
それが1時間も続くと、生来飽きっぽい私は、「うーん、なんか長年想像してたのとちょっと違うなー。暑いし、きついし、こんなもんかなあ。。」と、イメージとのギャップに、急速に気持ちが冷めていくのを感じてしまいました。もちろん、「いや、いかん!このくらいでバイクを嫌いになっちゃだめだ!俺はまだ、バイクの楽しみ方が分っていないんだ。」などと自分で自分を叱咤しましたが、
その後もバイクに対する情熱は、買う前までのそれとは比較にならないくらい低下していったのです。
結果、なんだかんだ言いながら、3年ほど乗りましたが、「俺はバイクと生きる!」みたいな気持ちにはついになれないまま、知人に売却してしまいました。
社会人になってからはずっと車に乗ってまして、バイクとは縁がなかったのですが、いつも頭の片隅には、「”ナナハンライダー”の世界よもう一度!」という思いもありました。あの頃の自分は、我慢弱いガキンチョであり、バイクに乗る資格はなかったのではないか、ちゃんと?バイクと向き合えば、また違った世界があるんじゃないか・・などと思いつつも、いかんせん、”先立つもの”も時間的余裕もなく、まだ再挑戦はできていません。最近、友人がバイクでツーリングしている写真をフェイスブックで見て、「やっぱりいいなあ。」と、また憧れの気分が湧いてきているのですが、さて、どうしたものかと、優柔不断な毎日です。
随分昔、小学校2~3年生くらいだったと思うのですが、少年チャンピオンが大好きでした。当時のチャンピオンは、ほぼ同時期に、ドカベン、ブラックジャック、ガキデカ、マカロニほうれん草、エコエコアザラクなど、漫画史に残る傑作が連載されており、小二では言葉の意味がわからない箇所もありながらも、夢中になって読んだのを覚えています。
で、タイトルの「ナナハンライダー」ですが、これも当時連載していました(正確には「750ライダー」作者:石井いさみ)。ただ、小学校低学年の私には、意味がさっぱり分らず、話としては面白さも感じなかったです。ただ、その漫画の中に登場する「ナナハン」なるオートバイはかっこいい!と思ってました。ついでにいうと、中学校とか高校に行ったら、髪の長い、きれいな「委員長」が必ずいるものと思ってました。ww
高校時代、毎年、海水浴に友達と電車で行くのが楽しみでした。「野郎」ONLYで(笑)。海の最寄駅からビーチまで歩いて行く途中、光輝くバイクに乗ったライダー達が、車体を傾けながら颯爽と走り去っていきました。その瞬間、「うぉー!カッコええー!」と、すごく感動したのを覚えています。脳裏に浮かんだのは、小学生のとき読んだ「ナナハンライダー」。私は「いつか、あんな風にバイクに乗って、海岸線を走りてー!どんなに気持ちいいだろう。」と憧れを持ちました。
数年後、二十歳を過ぎた頃に、念願かなってバイクに乗れるようになりました。スズキの250ccでしたが、それは嬉しくて嬉しくて、峠や高原など、いろんなところに走りに行ったものです。そして、念願だった海岸線を走るため、真夏にツーリングに行きました。
最初は、「おー!カッコいい!景色もきれいだ。」となんちゃってハングオンを繰り返しながら、高校生のころ描いたあの「爽やかナナハンライダー」のイメージで楽しんでいました。しかし、真夏の太陽はフルフェイスのヘルメットと長袖の体にはすさまじく暑く、いや熱く、だんだん走る楽しさより、暑さの方が気になりだしました。足元からは、水冷エンジンの放熱が上ってくるし、ちょっと前に遅い車がいるととたんにノロノロ運転になるし、低速トルクの弱いフォーストロークかつ前傾のレーサーレプリカ(懐かしい響き!)にとっては、それはそれは辛い状況になってきました。
それが1時間も続くと、生来飽きっぽい私は、「うーん、なんか長年想像してたのとちょっと違うなー。暑いし、きついし、こんなもんかなあ。。」と、イメージとのギャップに、急速に気持ちが冷めていくのを感じてしまいました。もちろん、「いや、いかん!このくらいでバイクを嫌いになっちゃだめだ!俺はまだ、バイクの楽しみ方が分っていないんだ。」などと自分で自分を叱咤しましたが、

結果、なんだかんだ言いながら、3年ほど乗りましたが、「俺はバイクと生きる!」みたいな気持ちにはついになれないまま、知人に売却してしまいました。
社会人になってからはずっと車に乗ってまして、バイクとは縁がなかったのですが、いつも頭の片隅には、「”ナナハンライダー”の世界よもう一度!」という思いもありました。あの頃の自分は、我慢弱いガキンチョであり、バイクに乗る資格はなかったのではないか、ちゃんと?バイクと向き合えば、また違った世界があるんじゃないか・・などと思いつつも、いかんせん、”先立つもの”も時間的余裕もなく、まだ再挑戦はできていません。最近、友人がバイクでツーリングしている写真をフェイスブックで見て、「やっぱりいいなあ。」と、また憧れの気分が湧いてきているのですが、さて、どうしたものかと、優柔不断な毎日です。