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幕末の志士たち

Posted by Even侍 at 21:24 2013年06月30日

このブログの初投稿で、何を題材にしようか・・と思案しましたが、やっぱり自分の好きな、「幕末」ネタからかな・・と(下記のネタは、以前別のブログに掲載しましたが、更新をやめてしまったので、こちらで仕切り直しの投稿です)。

私は、10年ほど前までは、ほとんど歴史に興味がなく、幕末や明治維新・・といっても、「坂本龍馬」や「新撰組」の名前しか浮かばない程度でした。そんなある日、出張の際、空港の本屋でふと目に止まった「西郷隆盛」の文字に、「ふーん、西郷さんかあ。そういやこんだけ有名な人なのに、俺は何にも知らんなあ。」と感じ、思わず手に取り、いつものミステリーやビジネス雑誌ではなく、「歴史小説(伝記)」を出張の友に購入しました。
 読み始めてすぐ、冒頭の1、2章で西郷隆盛のはかりしれない人間的魅力、度量の大きさが伝わってきました。「おおー、なるほど!これが、かの西郷さんか。」と、出張の合間に打たなきゃいけなかったメールなどそっちのけで、その伝記に没頭していきました。途中、電車の移動も多かったのですが、片手はつり革、片手はこの本を片時も離さず、まさに(仕事中なのにw)寸暇を惜しんで読みふけったのを覚えています。
あっという間に読み終えた後は、しばらく感動の余韻から覚めやらぬ心地でした。

「幕末の動乱期には、なんと凄い人たちがいたんだろう。西郷さんだけでなく、島津斉彬、大久保利通や小松帯刀、長州の桂小五郎、高杉晋作、吉田松陰、そして坂本龍馬・・・。信じられないほど魅力的で、劇的な人生を送った人たちが、ほんの100年ちょっと前に存在したんだ。」と、自分の平凡な日常と比較してまるで別世界の出来事が、確かに歴史の重要な一ページとして存在したことに大げさなようですが、「魂を揺さぶられるような」気がしました。

私が歴史(といっても、ほとんど幕末関係)にはまったのはそれからです。
幕末から明治にかけての「維新」の時代、歴史に登場する人物達は、皆一様に自身の理想を掲げ、その実現のためには自分の命など鴻毛(こうもう)ほどにも重きを置かず、東奔西走、片時も休まず突き進みました。その志士達の多くは道半ばで非業にたおれ、維新の夜明けを見ずに散っていきましたが、その志と魂は多くの後進に引き継がれ、この現代日本の基礎を作ったことは間違いありません。

もちろん、歴史の評価には常に異論、反論、諸説あり、この維新の歴史も「所詮は勝ち組(官軍)の薩長が自分達の都合のいいように脚色した歴史」という人もいます。
ただ、それらの異論に耳を傾けつつも、やはり西郷や松陰が成し遂げた功績には計り知れない大きなものがあると思わずにはおれません。

彼らは、なんと大きく、強く、魅力的だったことでしょうか。
なんと無私で純粋だったことでしょうか。

今、自分には西郷のように、命を捨てても全うしたいと思う「志」があるだろうか。
松陰のように、己が信ずる「正義」を、たとえ傍から「無謀極まりない」と止められても貫けるだろうか。
できることなら、彼らのようになりたい。
けど、なんと今の自分とかけ離れていることだろう。

それでも、あきらめずに、彼らに近づけるように努力していきたい・・と思ってはいますが、
道ははるか遠いですね。^^;